夢の遊眠社(野田秀樹)「野獣降臨」

2007-01-27

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82年、岸田戯曲賞受賞作品。
再演、海外公演を経て、89年に夢の遊眠社としては最後の公演(ビデオ化)。

ちなみに、「野獣降臨」と書いて、「ノケモノキタリテ」と読む。
アポロ11号の打ち上げ、月面に住む兎、獣が人になる伝染病、
ウイルスを追う科学者、「半人前」の少年(十五少年漂流記)など、
複数の要素が重層的に絡み合いながら物語は進行する。
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えー。
岸田戯曲賞受賞作品ということですが、これ、そんなに面白いですか・・・?
玄人ウケする話なのでしょうか、
もはや私には、ストーリーの理解すらままならなかったです。
全2時間の作品ですが、90分を過ぎたあたりから眠くて眠くて、
もう寝てしまおうかとも思いました。
いやぁ、立派な賞をもらった作品なのに、全く分からないなんてダメですねえ。
生で観たらその良さが分かったのだろうか、むーん。
ビデオだとアップが多すぎて、装置や舞台全体が楽しめないんですよねー。

そんなわけで、この作品で話すことがほとんどないのですが、
キャスト面では楽しめるよ、というご報告。
段田安則田山涼成羽場裕一など、
テレビで一度はお見かけしたことのあるベテラン俳優の若かりし姿が観られます。
田山涼成は、「半神」でもいい味出してました。
踊る大捜査線」の刑事3人組の一人、といえば思い浮かぶかな。
若い頃から面白くて巧かったんだなーと。

こんなミーハー的な感想しか書けなくていいのだろうか。
というわけで、星1つ。
評価 ★☆☆☆☆